不登校は悪いことか(763字)

結論から先に言えば、不登校は悪いことではありません。

そもそも、文科省がそういう見解をとっています。

したがって、不登校が、登校拒否として非行のくくりに入っていた時代は、もう終わっています。

「学校に行かないと、社会性がなくなってしまう」と言われるかもしれません。

しかし、社会は色々、会社も色々、人生も色々ということを考えれば、なぜ学校に適応できなければ、人生が終わってしまうという結論になるのか、わたしには疑問です。

とはいえ、不登校の生徒がどうやって明るい将来を設計するかは、いぜんとして現実の問題です。

大きく分ければ、不登校には二つの問題があります。

・勉強

・コミュニティ

つまり、リアルの学校が提供している二つの機能が、不登校によって失われました。その時、どうやってこの機能を補うかが、喫緊の問題となるわけです。

しかし、現代は情報交換が便利になりました。したがって、不登校はもはやマイナスのキャリアではなくなろうとしています。

コロナの流行も相まって、学校機能のすべてがオンラインへと移行しているからです。

具体的には、学校は「N高」など主体的に学べる通信制高校が生まれ、勉強は「スタディサプリ」などオンラインコンテンツが充実しています。また、横のつながりでは、Twitter・Discord・LINE・Zoomなど、繋がるためのアプリがたくさんあります。

これらを活用すれば、「勉強ができない」「1人ぼっちで辛い」という悩みは、少なくなるはずです。

また、どうしても辛い悩みがある時は、精神科医臨床心理士など、脳と心の専門家に相談してください。とくに、自殺願望がある場合、この相談は欠かせません。

まとめ

・学校と学校の勉強は、すべてオンラインで行うこと

・辛い悩みがあるときは、専門家に相談すること